展示室(音楽室)
このページでは所謂耳コピを行い音源を変更した曲や私のオリジナル曲、アレンジ曲などを紹介しよう。
私自身は音楽に関して全くの初心者であるがため、自作曲におかしな箇所があったり耳コピに
ちょっとしたミス等があったとしてもそこは御愛敬だ。
Dr.WILY STAGE…
楽譜タイプ:X
音源タイプ:フィーバーW3
『ロックマン7 宿命の対決!』より。フィーバーW3のサウンドフォント制作中、
この曲をぷよぷよフィーバーの雰囲気で聴いたらどのような感じとなるのか興味津々になってしまい
楽譜コピー作業へ手を付けてしまった。あまり下手なアレンジは加えず、一部パートを別の音色と重ねてみたりしたのだが…
イントロではミュージックボックスとティンクルベルの組み合わせでぷよフィらしさが出てはいるものの、それ以降は本来通りぷよフィシリーズには無さそうな
渋い雰囲気漂うものとなった。ところで、この作品で流れる「Dr.WILY STAGE2」のベースパートは
どうもゾンビたちが踊り狂っているミュージックビデオで有名なマイケル・ジャクソンの「スリラー」を彷彿とさせる。
ロックマン7にはシェードマンステージというゾンビなどのオバケを模したロボットが襲い掛かるステージが存在するが
やはりその「スリラー」を意識していたのだろうか。・・・「マイケル・ジャクソン」と「ゲーム」と言えば、
彼はかなりのゲーム好きだと言う話を聞いた覚えがある。何でも、日本製ゲームを好んでおり、特に「セガ」の大ファンでもあると…。
そのセガが開発した『スペースチャンネル5』という作品には本人が直々に開発者に対して出演を依頼した事もあってか、
見事ゲーム中への登場を果たしたらしい。マイケルは2009年6月25日頃に別の世界へと飛び立ったとされるが……
さらに言えば同年7月30日にセガから『ぷよぷよ7』が発売された。その作品はマイケルが出演した『スペースチャンネル5』の
一部スタッフが制作に参加していた模様で、至る所にセルフパロディが散見できるという。…何が言いたいかと言えば、
『ロックマン7』と『ぷよぷよ7』には間接的にマイケル・ジャクソンが関連しておりシリーズ「7」作目繋がりであるという事だ。
さらに言ってしまえば、スリラーのベースと酷似した例の「Dr.WILY STAGE2」が流れているワイリー城の主
「アルバート・W・ワイリー」はロックマンシリーズの未来世界を描いた『ロックマンX』シリーズにて
自らの意思や記憶を移植したと見られる老人型ロボット「サーゲス」や「アイゾック」を用いて暗躍を行っている節があり…。
この"過去の世界から本来とは別のボディを用いて活動を行っている老人"という点は『ぷよぷよ7』の前作に当たる
『ぷよぷよフィーバー2』の「あくま」とやや類似した点が見られる。此方はクマのぬいぐるみに自らの魂を移したとも言えそうな
悪魔的存在であり「読書」や「古い本」が好きで博物館長を務めているのだが、同作の主人公の一人である「シグ」の半身且つ
最終ボスでもある「赤い魔物」の魂が他人の身体を乗っ取った姿の「あやしいクルーク」とは一人称や特定の場面にて用いる言葉に
共通点があり同じく「読書」や「本」が好きであるといった妙な繋がりが窺える。「シグ」と「赤い魔物」は半身同士であるが故に
「赤と青」という相反的なカラーを持っているのだが、何の因果か『ロックマンX』シリーズの主人公「エックス」と「ゼロ」もまた
同じく「赤と青」のカラーであり且つ性格上でも、「思い悩むことが多い」エックスと「悩まずに力強く切り抜ける」ゼロという
相反性を持っているという…。実はこの内の赤いロボット、ゼロは、エックスを作り上げた科学者のかつての友であり
ライバルでもあった「ワイリー」であるらしい事が徐々に薄っすらと作中にて判明し、やがては宿命の対決を・・・
…おっと、喋り過ぎてしまったな。
ギンガ団アジト
楽譜タイプ:L
音源タイプ:フィーバーW3
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』より。サックスパートはティンクルベルで代用しようと思ったが
どうも腑に落ちないため『ぷよぷよ 20th』のテナーサックスの音色を取り入れることにした。この曲は
ギンガ団の幹部たちの手によって連れ去られたユクシー・アグノム・エムリットの三体のポケモンを救出するべく、
主人公と国際警察の一員(コードネーム:ハンサム)がアジトへ潜入した際に流れるBGM。湖に眠る三体のポケモンを捕えよと
幹部たちへ命令を下した組織のボス、アカギはこの三体の力と自らの技術力を用いて「あかいくさり」なるアイテムを生み出し、
神話に伝わるディアルガ・パルキアを呼び出して新世界を創造しようと企む。それにしても、ユクシー(黄)、アグノム(青)、エムリット(赤)、という
赤青黄の三色の生物を利用して目的を達成するというのは『ピクミン』の主人公「オリマー」を連想してしまう。彼もまた
赤青黄の三種のピクミンと協力して惑星からの脱出を成し遂げたが……そう言えばギンガ団の団員は周囲の人々から「宇宙人」みたいなヤツらと
例えられていたな。何の偶然かオリマーもまたある意味では宇宙人とも言えるし、ピクミン・オニヨンの外見自体が宇宙人・UFOを思わせる。
『ぷよぷよフィーバー2』の魔物もまた太陽のしおり(赤)、月の石(青)、星のランタン(黄)という三色のアイテムの力によって封印から解放され
クルークに憑りついたが、その宿主たるクルークもまた「宇宙」に関連した魔法を扱っている。
さらにはアカギの海外名称はどれも「太陽」に因んだ名を持つ、あやしいクルークのネクタイの様な装飾は「太陽のしおり」と同じ模様、
初代ピクミンのラストステージ「最後の試練」の着陸場所にはケルトの「三位一体・太陽」の象徴とされるトリスケルに酷似した
文様が描かれており、オリマーはここで最後の宇宙船パーツを手に入れて三種のピクミンたちと一度の別れを告げた…。
続編の『ピクミン2』ではオリマーの後輩としてルーイという青い色をもったもう一人の主人公が登場したが、これまた「赤と青」で………
これら三つの作品は世に出た年代もかなり近い事から密接な関係にあるのではないかと、この曲を聴く度に妙な胸騒ぎがするのだ…。
ドビュッシー 月の光
楽譜タイプ:Z
音源タイプ:フィーバーW3
かつて、興味本位でインストールしたWindows 2000/me辺りのOSに含まれていたMIDIデータを編集したもの。
曲のイメージに合うようにティンクルベルは勿論、ミュージックボックスやチェレスタ、ビブラフォンなどと言った
キラキラ系の音色をふんだんに重ね、さらに神秘的な雰囲気を醸し出すことが出来ないかと試しに
ストリングスやシンセボイスを加えてみたらこうなった。フィーバーW3サウンドフォントを一通り完成させ
上記の「Dr.WILY STAGE…」を作成し終えた数日後に編集を行った曲でもある。他の曲をフィーバーW3音源で鳴らしたら
どんな聴き心地となるのかと、ウキウキしながら編集に取り掛かったあの時間はちょっとした宝物と言えるかもしれない。
この曲を編集している際に思い浮かばせていたイメージとしては、GBA版フィーバーやDS版フィーバー2に存在するとある未使用曲を意識。
あれを初めて聴いたときは心細いというか何処か名残惜しいと言ったような感情が湧き上がったものだが、この曲は元々から
優しく包み込む様な生暖かい気配が漂っているためかそう言った感情は出ないな。もしも編集したこの曲を
何も知らない別時空の私が聴いたらどんな反応を寄越すのか少々気になるな…。
雨の日
楽譜タイプ:L
音源タイプ:フィーバーW3
『とんがりボウシと魔法の365にち』より。フィールド上で雨が降り注いでいる間に流れる、しんみりとしたBGM。
メインパートに一つのトラック、左右へのディレイ効果に二つのトラック…という三つのトラックだけで構成された
非常にシンプルな曲だ。本来は控えめなミュージックボックスあるいは電子ピアノの様な楽器が用いられていたのだが、
それに似合ったふさわしい音色が中々決まらなかった。チェレスタは違うし、ミュージックボックスではキラキラし過ぎて
聴き取り辛い、ビブラフォンだと何だか代り映えがしなくて物足りない……だから結局ティンクル・ベルを選ぶことにした。
すると元々は静かに、そして優しく雨が降り注ぐかのようなふんわりした雰囲気だったのが、強く賑やかで尚且つ
少し硬い雨の様な雰囲気に変容したと感じた。ふと、ゲーム内でこの曲が聴きたくなったら、晴れの日に雨を降らせる
「雨乞い」の「まじない」を使えばよい。確か「アクアマリン」だかの石をあらかじめ用意しておき「遺跡」で
魔法使いへと変身、「まじない」「太陽」「かなしみ」を唱えてから遺跡を一周した後に「アクアマリン」を手に持ってみると
雨が降り始めるはずだ。……「太陽」と言えばあの校長、昼の間は太陽の形、夜の間は月の形をとっていたな。
だからと言って昼の校長をブン殴りかなしませアクアマリンを持たせれば雨が降る、なんて考えないように。
きっと返り討ちに遭うことだろう。
楽譜タイプ一覧
X:パート分けを行ったデータを元に入力・コピーしたもの
スーパーファミコンやニンテンドウ64、プレイステーションといったレトロゲームは
容量制限などのスペック上の関係で、データサイズが軽量な「楽譜データ」と
「音源データ」が別々に記録されている場合がある。本来ならばその内の一つ
「楽譜データ」を変換してそのまま利用したいところなのだが、ある変換ツールは
パン(パートの左右定位)やピッチベンドは上手く変換してくれるもののドラムパートに異常があり、
さらにもう一つの変換ツールはピッチベンドの変換は行ってくれずドラムノートが発生する度に
プログラムチェンジ(音色切り替え)が挿入されていて下処理が大変であったりと扱いに困っていた。
そこで「楽譜データ」と「音源データ」のセットをエミュレートして再生できるソフトウェアを用いて
各パート部分を分割した音声データを書き出し、さらにその音声データを採譜(耳コピ)ソフトに通して
参考にしながら直接入力したもの。故に何らかの手違いや誤りが生じている場合もある。
Y:耳コピ
Z:他者が入力したデータ
W:自作曲
L:ゲーム内部から抽出したデータ
C:アレンジ
音源タイプ一覧
フィーバーW3
『ぷよぷよフィーバー』シリーズの音源を模した手作り音源。W3は本サイトの略称と言った意味を込めている。
とは言っても、数多のサウンドフォントから同一あるいは雰囲気が近い音色を探し当てて
寄せ集め、仕上げにDS版の音源を隠し味程度に混ぜ込んだり微調整を行ったりしただけのものだ。ある意味では
私の熱意と根気と好奇心のささやかな結晶……というのは言い過ぎか。